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太陽光発電所の運営におけるトラブル~出力制御~

太陽光発電
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太陽光発電でたびたび聞かれる出力抑制、電力会社の方針で消費できない電力は買わないという制約があり、太陽光発電者としてはリスクとして考えなくてはなりません。
ただ、実は電力会社事情以外のケースでも出力抑制のあおりを食らうことがあります。

管理人の発電所も何それ・・・?という理由で出力抑制が発生しているので紹介します。

出力制御(出力抑制)とは

電力会社が行う出力抑制は、通常、電力需要と供給のバランスを維持し、電力システムの安定性を確保するための手段です。主な出力抑制の方法には以下のものがあります:

  1. 再生可能エネルギーの制御: 太陽光や風力などの再生可能エネルギー発電施設の出力を制御することで、需要とのバランスを調整します。これにより、急激な発電量の変動が緩和され、電力システムの安定性が向上します。
  2. 負荷制御: 電力需要を調整することで、電力供給とのバランスを取ります。需要側管理やピークシェービングなどの技術を活用して、需要家に電力使用の制限や調整を要請することがあります。
  3. エネルギー貯蔵システムの活用: エネルギー貯蔵システム(バッテリー、水力貯蔵など)を活用して、余剰の電力を貯蔵し、需要が高まった時に放出することで、需要と供給のバランスを維持します。
  4. 発電所の出力調整: 伝統的な火力発電所や原子力発電所など、安定した出力を持つ発電所は、需要と供給のバランスを取るために出力を調整することがあります。
  5. ネットワーク制御システムの活用: スマートグリッドやアドバンスト・ディストリビューション・マネジメントシステム(ADMS)などの技術を使用して、電力ネットワーク全体の制御と監視を行い、需要と供給のバランスを維持します。

これらの手法は、電力会社が電力ネットワークの安定性を確保し、需要家に安定した電力供給を提供するために広く利用されています。

出力制御の実態

2024/3/15現在、東京電力管内以外の電力会社で出力抑制の影響を受けています。
※2024/5に東京電力管内、一部地域で出力抑制を実施予定

九州電力管内は出力抑制が多く発生しているようです。
管理人は、関西電力管内に1基、東京電力管内に1基所有していますが、関西電力の発電所で出力抑制が多発しています。

関西電力の出力抑制の回数は少なく、2023年10月29日の30分のみなので正直、無視できるレベルのお話です。

しかし!私の所有している発電所は数日に1度数時間、出力制御のアラートがモニターから飛んできていました。

なぜ!?と思って発電所の販売会社や、関西電力へ問合せしました。

どうやら分かったこと。

・電力消費のあまりない田舎町での発電所であること
・送電網が弱いこと
・大きな太陽光発電所が近隣にたくさんできたこと

どうやら上記の条件がそろってしまったことにより、出力抑制が発生しているとの事でした。
近場で電力消費が大きい施設があれば、大きな送電網はいらないらしいのですが、そのようなものはなく。遠くに電力を送らないといけないが、送電網のスペック不足であった。また太陽光発電所が多数できてしまったことにより、電力が余ってしまったようです。

電力会社で選ぶことも大切ですが、このようなこともあるので安心とは言えませんでした。
発電所を買う前にこのあたり事前に業者に確認しておくとよいです!!

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